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注文住宅で「付けなきゃよかった」オプション!入居1年で全く使わなくなった設備
注文住宅のプランニングを進めていると、ハウスメーカーのカタログやモデルハウスに並ぶ最新設備がどれも魅力的に見えてきますよね。「せっかくのマイホームだし、後から後悔したくないから付けておこう!」と、ついついオプションを盛り込んでしまう方は非常に多いです。注文住宅の打ち合わせ中は、金銭感覚が麻痺するいわゆる“マイホームハイ”に陥りやすいため、「数万円、十数万円の追加なら…」と財布の紐が緩みがちになります。
しかし、多額の追加費用を払って採用したオプションが、実際に暮らし始めてからも本当に役に立っているでしょうか。実は、入居してわずか1年が経過する頃には、「これ、最後に使ったのいつだっけ…?」と、全く触れられなくなってしまう“お荷物設備”に変貌してしまうケースが後を絶ちません。
今回は、多くの施主が「付けなきゃよかった」と頭を抱える、入居1年で全く使わなくなった注文住宅のオプション設備を厳選してご紹介します。これから松江市で新築注文住宅を決定する方が、本当に必要なものだけを見極めるための羅針盤として、ぜひ参考にしてください。
【不要オプション1】浴室の「テレビ・ジェットバス」
リラックス空間のはずが、メンテナンスの手間とスマホの普及で無用の長物に
注文住宅の高級感を演出するオプションとして、常に人気上位に挙がるのがシステムバスのアップグレードです。特に「浴室テレビ」や「ジェットバス(楽湯など)」は、贅沢なバスタイムを夢見て導入を決意する施主が非常に多い設備です。オプション費用としては15万〜30万円前後と高額ですが、一日の疲れを癒やす場所だからと奮発しがちなポイントと言えます。
【リアルな後悔エピソード】
毎日お風呂でゆっくりテレビを見たり、ジェットバスでリフレッシュしたりする時間を楽しみに入居しました。しかし、実際に暮らし始めると、共働きで夜は一分一秒を争う忙しさ。お風呂は『サッと済ませる場所』になってしまい、テレビをつける余裕がありません。さらに追い打ちをかけたのが、防水機能付きのスマートフォンやタブレットの存在です。わざわざ固定された画質の古い浴室テレビで見なくても、スマホを持ち込めばYouTubeやサブスクの動画を自由な姿勢で見られるため、入居半年でテレビの電源は一度も入れなくなりました。ジェットバスも、ノズル内部の配管掃除が想像以上に面倒で、今では完全に放置されています。
専門的な解決策とアドバイス
浴室の電化製品や複雑な機能は、「初期費用だけでなく維持費と掃除の手間」を天秤にかける必要があります。浴室テレビは地デジの規格変更や故障時の修理代が高額になりやすく、10年後には置物になってしまうリスクが極めて高いです。どうしてもお風呂で映像や音楽を楽しみたい場合は、注文住宅の建築時にオプションで高額な機材を埋め込むのではなく、マグネット式のスマホホルダーを壁に設置するだけで十分に対応可能です。お風呂のオプションに予算を回すなら、断熱性能のアップグレードや、床が乾きやすい仕様への変更など、基礎的な快適性を高める投資をおすすめします。
【不要オプション2】キッチンの「ビルトイン型自動水栓(タッチレス水栓)」
一見すると最先端。しかし、センサーの微調整がきかずストレスの原因に
スタイリッシュなシステムキッチンに欠かせない存在として、SNSなどでも大流行しているのが「タッチレス水栓(自動水栓)」です。手が汚れていても水を出せる、節水になるといったメリットが強調され、注文住宅のキッチン選びでは定番のオプションとなっています。
【リアルな後悔エピソード】
調理中にハンバーグのタネが手についた時などに便利だと思い、約6万円の追加費用を払ってタッチレス水栓を導入しました。引き渡し直後はその先進性に感動していたのですが、暮らし始めて数ヶ月が経つと不満が噴出。お皿を洗っている最中、ちょっと位置を変えただけでセンサーが過敏に反応して水が止まったり、逆に水を止めたい時に手をかざしても一発で反応しなかったりと、テンポが悪くてイライラするのです。また、猫を飼っているのですが、カウンターに飛び乗った拍子にセンサーが反応して水が出っぱなしになっていたことがあり、ゾッとしました。入居1年が経つ頃には、結局センサー機能をオフにして、手動レバーで開閉する普通の水栓として使うようになってしまいました。
専門的な解決策とアドバイス
タッチレス水栓を採用する場合は、「センサーの反応方式(熱感知か物感知か)」や「センサーの位置」をショールームで徹底的に検証する必要があります。また、浄水器一体型などの場合は、カートリッジ交換の費用も含めてランニングコストを計算しなければなりません。もし手の汚れを気にするのであれば、タッチレスにこだわらずとも、手の甲や肘で軽く押すだけで開閉できる「プッシュ式水栓」や、従来通りのレバーハンドルを使いやすい位置に配置するだけでも、注文住宅での調理ストレスは大幅に軽減されます。
【不要オプション3】主寝室の「書斎スペース・スタディカウンター」
「おこもり感」に憧れて造作したものの、結局は物置と化す現実
注文住宅の間取り自由度を活かして、主寝室の一角やリビングの隅に「造作のカウンターデスク」を作るオプションも定番です。特にリモートワークが普及して以降、自宅にワークスペースを確保したいという要望から、多くの注文住宅で採用されています。
【リアルな後悔エピソード】
主寝室の奥に、壁で緩やかに仕切った2畳ほどの書斎スペースを造作してもらいました。カウンターデスクや本棚も大工さんに作ってもらったこだわりの空間です。しかし、入居してみると大きな問題が発生しました。夜間に仕事をしようとすると、すぐ横のベッドで夫(妻)が寝ているため、キーボードのタイピング音やWeb会議の話し声が気になって全く集中できないのです。結局、ノートパソコンを持って1階のリビングのダイニングテーブルで仕事をするようになり、寝室の書斎スペースは、入居1年後には「着替えの一時置き場」と「アルバムの段ボール置き場」に成り下がってしまいました。
専門的な解決策とアドバイス
注文住宅で書斎やスタディスペースを作る際は、「時間帯と音のシミュレーション」が不可欠です。寝室内に作る場合は、夫婦の就寝時間が完全に一致していない限り、実用性は著しく低下します。ワークスペースを作るなら、階段下のデッドスペースを活用したり、リビングの一角に間仕切りを立てたり、完全に独立した個室(1畳でも可)として配置するのが正解です。また、カウンターを壁にガッチリ固定してしまう「造作」にすると、後から家具の配置換えが不可能です。最初はあえて何も作らず、必要に応じて市販のデスクを置く仕様にしておけば、無駄なオプション費用を払わずに済みます。
【不要オプション4】リビングの「調光・調色機能付きダウンライト」
シーンに合わせて雰囲気を変えるはずが、リモコン操作が面倒で放置
注文住宅の照明計画において、すっきりとした見た目で部屋を広く見せてくれるダウンライトは主流のアイテムです。その際、照明メーカーの提案で「リビングは映画を見る時、リラックスする時で光の色や明るさを変えられるように、調光・調色機能付きにしましょう」と勧められ、スイッチや器具をグレードアップするケースが多く見られます。
【リアルな後悔エピソード】
リビングのダウンライトをすべて調光・調色ができるタイプにし、専用の壁付けコントローラーやリモコンを導入しました。『夜はお酒を飲みながら間接照明風の温かい光にして…』と妄想していたのですが、現実は仕事と家事に追われ、夜になっても子供の宿題を見たり明日の準備をしたりで、常に一番明るい「昼白色(白い光)」のまま。たまに雰囲気を変えようと思っても、リモコンをわざわざ取り出して操作するのが面倒になり、入居1年目には調光機能の存在すら忘れるレベルになりました。高い器具代を払った意味が全くありませんでした。
専門的な解決策とアドバイス
人間は、面倒な動作を毎日続けることはできません。調光・調色機能は、ワンタッチで全体のシーンを切り替えられるスマートホームシステム(アレクサなどの音声認識やスマホ連動)と組み合わせない限り、使わなくなる確率が非常に高いオプションです。注文住宅のコストを抑えつつ雰囲気の良いリビングを作りたい場合は、すべてのダウンライトを高機能にするのではなく、「最初から光の色を使い分けた配置にする」か、必要な場所にだけ「スタンドライト(置き型照明)」を後から追加する手法が最も手軽で失敗がありません。
【不要オプション5】和室・タタミコーナーの「電動和紙ブラインド」
手動で十分だった窓まわり。電動の手軽さが裏目に出ることも
注文住宅の中にコンパクトな和室や小上がりのタタミコーナーを作る際、和の雰囲気を壊さないようにと「プリーツスクリーン(和紙風のブラインド)」を選ぶ方が増えています。さらに、大きな窓だからと「電動式」のアタッチメントをオプションで追加するケースがあります。
【リアルな後悔エピソード】
リビングに隣接する和室の掃き出し窓に、スタイリッシュなプリーツスクリーンを電動仕様で取り付けました。紐を引っ張る手間がなく、リモコン一つで上下するので最初は便利だと感じていたのですが、徐々にストレスに。手動であれば1秒でサッと開け閉めできるのに、電動は『ウィーン…』とゆっくり動くため、庭に出たい時や外の様子を見たい時に待たされるのです。さらに、入居1年を過ぎた頃にリモコンの電池が切れ、交換するのが面倒で開けっ放しの状態が続くようになりました。これなら手動のコード式にしておけば、費用も半額以下で済んだのにと後悔しています。
専門的な解決策とアドバイス
窓まわりの電動オプションが真価を発揮するのは、「吹き抜けにある高窓」や「手の手の届かない位置にある天窓」など、物理的に手動での開閉が不可能な場所だけです。一般的な人が立ち上がって手が届く位置の窓であれば、手動の方が圧倒的に開閉スピードが速く、故障のリスクや電池交換の手間もありません。注文住宅の予算配分において、カーテンやブラインドの電動化は優先順位を最も低く設定すべき項目です。
まとめ:注文住宅のオプションは「1年後の日常」をリアルに想像して選ぼう
注文住宅で「付けなきゃよかった」と後悔しがちな、入居1年で使わなくなるオプション設備5選をご紹介しました。これらの設備に共通しているのは、「ショールームで見ると魅力的だが、実際の生活習慣にはフィットしにくい」という点です。
魅力的なオプションを目の前にしたときは、一度立ち止まり、「自分たちは本当にこの機能を毎日使うだろうか?」「掃除やメンテナンスの時間を確保できるだろうか?」と、入居後のリアルな日常を想像してみてください。華やかな設備にお金をかけるよりも、気密・断熱性や構造、使いやすい収納計画といった「目に見えない基礎部分」にお金をかけることこそが、何年経っても色褪せない満足度の高い注文住宅を完成させる最大の秘訣です。